Twitter Updates

    follow me on Twitter

    2011年4月27日水曜日

    勝利の美酒

    世界最高峰のモータースポーツ、フォーミュラ1、つまりF1で表彰台に上ることが出来た3人だけに許されるシャンパン・ファイト。勝利の美酒とは、こういうことを云うのでしょうか。
    このF1でシャンパン・ファイトに使用される“シャンパン”は、2000年からF1オフィシャル・スポンサーのG.H.Mumm社のシャンパーニュです。

    G.H.Mumm Cordon Rouge Brut / G.H.MUMM
    マム・コルドン・ルージュ・ブリュット / G.H.マム社 (フランス・ランス)
    
    味わいなどは後程説明するとして、特徴的な“赤いリボン”について少し薀蓄を…

    G.H.マム社は、1827年ドイツの由緒あるワイン商マム一族によって設立された名門メゾンです。ランス郊外に330haのブドウ畑を所有し、徹底した品質管理のもとでシャンパーニュを製造。1875年、パーティの招待客に敬意を表し、フランスの最高勲章、レジオン・ドヌール(L'ordre national de la légion d'honneur)をモチーフにしたリボンでボトルを飾ったのが「コルドン・ルージュ」(=赤いリボンの勲章)の始まりでした。
    G.H.Mummは現在ではシャンパーニュ地方のグラン・クリュ畑であるクラマンCramantやヴェルズネイVerzenayなどを中心に218haの自社畑を所有、栽培から醸造まで一貫して高品質のシャンパーニュ造りを行っており、モエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコに続く第3位のシャンパーニュ・メゾンです。

    では、大切な味わいの説明を軽く…
    セパージュ:シャルドネ34%、ピノ・ノワール33%、ピノ・ムニエ33%ピノ・ノワールの力強さ、ピノ・ムニエのフルーティさを絶妙なバランスでブレンドしています。使用ブドウは77のクリュ(畑)で収穫され、そのほとんどがグラン・クリュ、プルミエ・クリュです。ドサージュ(澱抜きで減った分をリキュールで補てんすること。このリキュールを“門出のリキュール”と呼びます)は控えめで、ブドウとテロワール(気候、土壌、風土や地形などぶどうが育成する土地の環境のことで、簡単にぶどうが育つ環境のことです)の個性を大切にした、フレッシュな梨やイースト香の中に微かなバニラ感じさせる香りがあり、繊細でバランスのよい生き生きとした辛口に仕上がっています。


    5月1日から実施するAnniversary Eventでは、このシャンパーニュを
    グラス¥800
    ボトル¥5,400
    にてご提供させて頂きます。(赤字価格です(・・;))
     
     ※店内でのシャンパン・ファイトはご遠慮ください(笑)
    非常に楽しそうですが…



    2011年4月16日土曜日

    Anniversary Event

    突然のお知らせですが、アニバーサリーイベント&ワイン会を企画致しました。
    燈花らしく、お料理もしっかり、ワインもきっちりご用意いたしました。


    題して…
    燈花4周年イベント (そのまま笑)
    ≪イベント概要≫
    【期間】5月1日(日)4(水)の4日間
    【内容】おひとり様¥5,000(税別) 90分1本勝負!!
        ソムリエ(カーヴ・ロンド店主浅野氏&当店ソムリエ余川)厳選のワイン&スパークリングワイン5種類、ビール、ソフトドリンクが 飲み放題 !!                
         店主こだわり当日 特選メニュー食べ放題 !!
        ※食べ残し、飲み残しはご遠慮ください。
    【ご来店】狭いお店ですので、ご予約を優先とさせて頂きます。



    ※おわび
    ワイン会のご案内をしましたが、日程を変更させて頂くことになりましたので、
    後日改めてご案内させて頂きます。よろしくお願いいたします。

    フランス・ ボルドー産ホワイトアスパラガス最盛期

    いつもお世話になっています、ヨーロッパの食材をレストランに卸している東京の輸入食材専門店より今が最盛期のボルドー産のホワイトアスパラガスを三キロ送って頂きました。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
    一本約100〜120gあります。

    炭火焼やリゾットなどで提供していますが、リクエストがあればおこたえします\(^o^)/
    歯応えがあり、瑞々しいホワイトアスパラガスを是非お召し上がりください(^з^)-☆
    その他、富山湾で水揚げされた3kgオーバーの桜鱒を当店でスモークし焼きなすとフレッシュディルを添えて、紫蘇ベーゼをかけ提供しています。
    旬の春の味覚を堪能して下さい。(^O^)/

    2011年4月8日金曜日

    春の予感

    春を感じさせてくれるワインが入荷しました。
    お勧めグラスワインVol.1でご紹介した、JACOB'S CREEK(豪)のロゼです。

    昨日は少し汗ばむくらい暖かく、川沿いの桜が一気に開くのでは…?と思わせるくらいでしたが、富山って不思議なモノで、桜が咲くと雨が降り、花冷えが…(-_-;)
    お花見をしようと思っても、夜では寒くて外でお酒なんか飲めません(・・;)
    折角、松川沿いなどとても綺麗な桜が見えるのに…。

    そんな時は、ぜひお店にいらしてください。
    美味しいロゼ・スパークリングを飲んで、美味しいお料理を食べて、お腹も心も満足したところで夜桜を見てください。ロゼの色がフラッシュバックして相乗効果で満足した気持ちがより一層高みに昇ります。

    ソフトなピンク色で、繊細で持続性のある泡が立ちのぼります。 シャルドネ種の柑橘系レモンのアロマが、ピノ・ノワールのフレッシュなストロベリーの特徴に調和しています。 
    豊かなベリー系果実と柑橘系フルーツのフレーバーの後に、まろやかで深みのある味わいが続きます。

    桜が散るまでの(?)限定販売です

    2011年4月5日火曜日

    4月及びゴールデンウィークのお知らせ

    入学式のシーズンになりました。
    もう1週間ほどで桜たちも咲くことでしょう。
    といいつつ、2~3日おきに『暖かくなったなぁ』とほころんだ顔と身震いしてしまうほどの気温の繰り返しですね。体調を崩されませんよう、ご自愛ください。


    さて、4月の定休日のお知らせです。
    101718(月)24日はお休みを頂きます。

    29日(金)は昭和の日で祝日ですが、営業致します!
    営業時間も通常通りです。


    2011年が始まって、あっという間にゴールデン・ウィーク。

    5月1、2、3、4日は祝日ですが営業致します。
    なお、この間の営業時間は、18時~24時までとなります。
    5月5、8、15、16(第3月)、22、29 はお休みさせて頂きます。



    皆様のご来店、心よりお待ち致しております。

    2011年4月2日土曜日

    Vino raccomandato dal vetro - お勧めグラスワイン Vol.3

    4月に入りました。
    つい先日『明けましておめでとうございます』とご挨拶したばかりの様な気がします。

    ところで、大きな声でお伝えすることでもないですが、エイプリルフールの嘘を付くのを忘れました(笑)来年こそはサプライズを考えておきます。

    さて、本題に…来週のお勧めグラスワインです。今回は赤と白、1本ずつのご紹介です。

    Vin de Pays du Val de Loire Sauvignon / Domaine du Moulin
    ヴァル・ド・ロワール ソーヴィニヨン / ドメーヌ・デュ・ムーラン (フランス;ロワール)
    柑橘類やグレープフルーツ、洋梨や白い花の香りのする白ワインです。ライチの様にも感じられます。
    非常にフレッシュで後味にシトロン(学名:Citrus medicaはミカン科ミカン属の常緑低木樹。レモンと類縁関係にある)を感じ、それがこのワインに品格と奥行きをもたらしています。香り、味わい、飲んだ後の余韻のバランスが美しいです。
    ソーヴィニヨン・ブラン100%と言いたいところですが、シュヴァルニー村の決まりでシャルドネやシュナン・ブランをブレンドしなければならないので少しシャルドネが入っております。
    ヴァン・ド・ペイ(フランスのワイン法によって新しく定められたワインの基本的な階層を示すカテゴリーで、原産地名が統制されたAOCワインおよびVDQSワインより下位であるが、一般的なテーブルワインよりは上位とされている)なので、肩肘張らずに気軽に飲める美味しいワインの代表ともいえる一本です。
    たくさんの出来事があり、世の中的には少し暗くなりつつあります。春の風物詩である『お花見』を遠慮してしまいそうな気配さえありますが、このワインを一口飲めば、パーッと華やかで、春の緑を芽吹くような色を感じることができるかと思います。


    Château Les Charmes-Godard / Nicolas Thienpont
    シャトー・レ・シャルム・ゴダール / ニコラ・ティエンポン (フランス;ボルドー、コート・ド・フラン)
    熟したラズベリーやカシス、そして後から上品に漂う樽香。味わいは凝縮された繊細な果実味。タンニンもある程度しっかりきいたボディ。
    平均樹齢は40年。発酵はコンクリートで行い、マロラクティック醗酵後、澱とともにバトナージュ(Batonnage 発酵中のワインを攪拌すること。各作り手によってやり方や回数は様々)を行います。熟成は約12~16ヵ月行います。メルロ主体(メルロ70%、カベルネ・フラン30%)で、若いうちから美味しく飲めて、親しみやすい味わいのワインです。

    このニコラ・ティエンポン一家は、かの有名なChâteau Le Pinシャトー・ル・パンやVieux Château Certanヴュー・シャトー・セルタンなどを所有するファミリーです。

    フランス南西部、右岸の特徴をよく表したワインで、ボルドーといえばカベルネ・ソーヴィニヨンという方には少し物足りないかもしれませんが、それでも一度お試し頂きたい、お勧めしたい一本です。



     今日の豆知識 
    何かにつけて、良く耳にする言葉、Vintageヴィンテージ。古いモノには良くつけますね。人気なのがジーンズ、スニーカー、ライター、美容品、なんと電化製品にも…ここまで来ると古いというか、ボロイ?
    辞書によると、「(ある年の)ぶどうの収穫」、ワイン用語では「収穫年」ですね。
    このvintageを紐解くと…vintage のvin-は、ラテン語のvînum が語源で、ワインつまり「ぶどう酒」。それに「収穫する」を意味するdêmere の名詞形dêmia がついたvindêmia という単語は、もともと「ぶどうの収穫」を意味しました。それが中世フランス語、フランス語を経るうちに形が変わってvintage となったという訳です。ちなみに、どうでもよいですが僕の携帯アドレスにはvindemiaが入っています。本当にどうでもよいですが(笑)